貧乏長屋
かっての時代には貧乏長屋といったものが存在したようでございます。
職もなく字も読めない人でさえも
長屋の仲間達は惜しみなく食事を与え職を斡旋したようでございます。
家賃でさえ「つけ」ていた様子でございます。
それは周りの人の親切心・慈悲心といったものでありましたのでしょうか。
当人でさえも感謝の心や、何かお返しせねばといった心を持っていたような気がします。
現在、そういった善良な心は失われ、個人主義に走り、
助け合う精神など微塵も見られません。
3人寄れば文殊の智恵などと申しますが、
個人主義である以上、文殊様の英知などとは程遠い世界であるようです。
どうか、困っている人を見捨てないで下さい。
心の成長はそこにございます。
そうして仲間が増えて行き、
やがては地球全体に愛で溢れた素晴らしい世界が拡がるのです。
そうならない限り、 地球は発展途上の星でしかございません。
勘違いはしないで下さい。
裕福な方が利欲のために他の人に経済的援助を求めることは論外です。
その求めに経済的手段で応じることも、
その人にとってしてはならないことだと思います。