調和と愛と共生と
私達は、大自然のあらゆるものに調和の姿を見ることができますね。
例えば、私達の身体も、
全ての細胞が自らの役割を認識して臓器を形成し、
また全ての臓器が命を支えるために働いて下さっております。
腸の中には大腸菌が共生しておりまして、消化を助けて下さっている。
それは、その身体の支配者であります私達が
命の目的、今生での使命を果たすために力一杯生きるためなんです。
地上には私達の生存に適した空気があり、
私達が排出した二酸化炭素を植物が酸素に還元して下さっておりますし、
太陽は地球や他の惑星との適切な距離を保ち、
地上に適量のエネルギーを無償で提供して下さっているんです。
太陽や全ての惑星の動きは確実で、微塵の誤差もない。
それはまるで、私達を生かして下さるためとしか思えない調和の姿でございます。
大自然の中には、弱肉強食といった法がございます。
命を犠牲にして他を生かすのです。
人間もそうですね。沢山の動物に食の犠牲になって戴いておりますね。
ですが、たとえ猛獣でさえ仲間の命は奪わない、余分な狩りも行なわない。
命を保つ以上の不要な殺生もしないものでございます。
そうすることによって、数の均等が守られ、
地球上の全ての生物が調和の中に取り込まれるのです。
全てのものが、自ら主張することなく、
他を生かし、全体を生かすために、調和の法の中に生きているのです。
共生という愛の姿、
そこに不満なんてありませんよ。
不満を持ちますとね、不調和になってしまいますからね。