月刊護符屋 2007年11月

 

お釈迦様その2

マーヤ婦人は夢の中で天から下った白い像がお腹の中に入る夢を見て懐妊したのですね。 それから出産のために里に帰る途中でルンビニ園で休憩を取りましてね、 その時にアショカの花を摘み取ろうと手を伸ばした、その右脇からお釈迦様はお生まれになられたのです。
空に吉祥を示す紫色の雲がたなびきましてね、 それを見ていたのが、山に篭っていたアシタという仙人ですね。 その仙人はお釈迦様を見て、「この御子様には32ものめでたい相が備わっています」って仰られたのです。 「家に留まりますと全世界を征服する輪転王になり、出家しますと悟りを啓いて仏陀になられますでしょう」ってね。
四門出遊というお話がありますね。 若い頃にお釈迦様は場外へよくお遊びにお出かけになられまして、 東の門から出かけますと年老いた老人に出会い、 南の門から出かけますと、今度は病に苦しむものと出会った。 西の門から出かけますと、葬式に遭遇し、 北の門から出かけますと、出家して物乞いをしながら道を求めるものと出会った。 そこで、お釈迦様は生老病死という4つの苦しみがあることを知り、悩むのですね。
そんでもってお釈迦様は出家を決意なされたのですね。


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