平成不況の原因
皆様もご存知の通り不良債権が原因でバブルが崩壊しました。
企業ではダウンサイジングやリトラクチャが流行り病のように流行し、
人員の削減や給料カットなども行われました。
残った社員の仕事量やサービス残業は増え、
それでもリストラされるよりはマシと頑張っておられます。
収入のない人と数百万円の年間収入がある人
そして全体としての給与支払い額はバブル崩壊前と較べると明らかに減少しております。
全体としての給与収入が減少すれば不況になる。
これは当然のことでございます。
不況になれば充分に収入のある人も恐くなりサイフの紐を硬く締めるでしょう。
不良債権の額も増加し、倒産する企業も増えますでしょう。
ますます不況が進むことになります。
この悪循環は打ち切らねばなりません。
企業は不況だからこそ社員を大切にし人的資産を増やしておかなければならないのです。
この根本的な原因の改善を図らず、
構造改革などを行っても不況が終息することは決してございません。
増え続ける不良債権の処理に僅かな資金を投じても無駄でございます。
収入のある人に所得税減税を行っても収入格差を増大させるばかりで何の対策にもなりません。