アインシュタインも知らない相対性理論
さて、アインシュタインの相対性理論で光速の宇宙船が1光年の距離を0.7年で到達できることを御理解戴けましたでしょうか?
地球上から観察していると、やはり1年かかっているということも御理解戴けましたでしょうか?
では次の段階に進みたいと思います。
光速で飛行する宇宙船が加速すればどうなりますか?
宇宙船の乗組員はGがかかりますので、加速されたことを感じますでしょう。
宇宙船の速度メーターも光速を越える速度を示しますでしょう。
でも外部から観察しておりますと、やはり速度は光速のままです。
何故なら、物体は光速を越えて飛行することができないから。
時間と言うものは光が生み出す空間によって成り立っているのです。
時間と言う概念はそのそれぞれの場所や移動速度によって、経過の速度が異なるのです。
地球上に這いつくばって生きている人類では、認識することは難しいかも知れませんが、
時間と言う概念は画一的なものではありません。
宇宙船が光速から加速し、光速の2倍の速度で飛行しているとします。
これは宇宙船内部の認識です。
それが外部から観察しておりますと、やはり光速でしかない。
宇宙船の天上から一光年下の床に向けてライトを燈しますと、外部からは1.4年後に床が照らされたことを確認します。
宇宙船内部の乗組員は1年後に床が照らされたことを確認しますでしょう。
さて、宇宙船は光速の2倍の速度で飛行しております。
その場所から1光年離れた惑星に到達するまで、
宇宙船は何年かかりますか?
外部から観察していると、何年かかっていますか?
宇宙船は0.58年で一光年先の惑星に到達します。
でもやはり外部の時間では1年かかっているのです。
光速の24倍で飛行しますと0.2年で到達できます。
光速の99倍で飛行しますと0.1年で到達できます。
光速の9999倍で飛行しますと0.01年で到達できます。
でも、やはりその惑星に降り立ってみますと、1年の歳月が経過しているのですね。