感動

 

世界中至るところに様々な形の人々の暮らしがある。

出逢いは嬉しく、別れは悲しい。

病や貧困の苦しみ、死の恐怖、

それでも人は黙って耐え忍び、繰り返される日々の生活を営むのである。

歓びは儚く、現実的な幸せは脆いものである。

悲しみは十字架となって覆い被さり、

悩み苦しみは永遠に続くかのように思われる。

 

それでも心に神を宿している者は力強い。

暗い世のともし火になる。

苦しみや悲しみは清い河のように流し去り、

心は感謝の気持ちで輝いている。

神への義と人への慈愛で輝いている。

 

そうして寿命を遂げ天に戻りし時には、

神仏の大きな慈愛の光に包まれ、

大きな感動を得る。

現世での悩み、苦しみ、辛いこと、悲しいこと、

全てを吹き飛ばしてしまう程の大きな感動を得るのである。