九星気学占いの初歩

このページでは九星気学の基本的な概念を例を使いまして簡単に解説します。

九星気学では、まず次のような命盤が基本となります。
(九星は九曜や九執と呼ばれることもございます。)


<巽宮>


<離宮>


<坤宮>


<震宮>


<中宮>


<兌宮>


<艮宮>


<坎宮>


<乾宮>



それぞれの宮の運勢と運気を自動車に例えて御説明させて戴きます。

<坎宮>
「かんきゅう」と読みます。
自動車で云いますと、完全に止まっている状態ですね。運気が停滞します。
運に勢いがありませんので、バッテリーが上がってしまったり、
他の車に当てられたり、傷をつけられる心配があります。
人から恨まれたりすることは避けなくてはなりません。
新規ごとは控えた方が良いでしょう。
周りの状況に充分注意して、車内で読書なり仮眠を取るなりすると良いですね。

運気:●休息

<坤宮>
「こんきゅう」と読みます。
自動車で云いますと、ゆっくりと動き始めた状態ですね。
動き始めにはトラブルがつきものでございます。
忘れ物に気付きUターンする必要が生じたり、調子がつかめなくて側溝に落ちたり、
走っている車に当てられたりします。
免許証を始め忘れ物がないことを確かめ、シートベルトを締めて、
ギアと燃料の残量を確かめ、周りに充分注意して慎重に動きださなくてはなりません。

運気:○萌芽

<震宮>
「しんきゅう」と読みます。
自動車で云いますと、一般道に出まして調子も取り戻し、時速40Km程度で走行している状態ですね。
音楽を聴いたり、周りの景色に目をやったり、同乗者と会話を交わす余裕も出て参ります。
未知の土地にも足を伸ばし、新しい発見や良い情報も得られます。
ものごとを積極的に押し進めますと良いでしょう。

運気:◎発展

<巽宮>
そんきゅうと読みます。
自動車で云いますと、時速60Km程度で走行している状態ですね。
心地良い風を受け、心地良い音楽も流れていて、気分も最高の状態です。
サーフィンボードなどを載せておりますと、周りの人達にも羨ましがられます。
自信に満ち、怖いもの知らずですね。
どんどん、行きましょう。

運気:◎順調

<中宮>
「ちゅうぐう」と読みます。
自動車で云いますと、高速道路に乗りまして時速100Km程度で走行している状態です。
事故に遭う危険がありますね。
故障して走れなくなる、積荷を落としてしまうといった危険もございます。
速度を抑え気味にして充分注意して走行して下さい。
現状維持、気を引き締め、争わず、感情を乱さず冷静にならなくてはなりません。

運気:●強勢

<乾宮>
「けんきゅう」と読みます。
自動車で云いますと、高速道路を降りまして一般道で時速80Kmで走行している状態ですね。
勢いはそれ程ではなくなりましたが、まだまだ行けますでしょう。
現状維持に努めて下さいましたら余り心配はありません。

運気:○順調

<兌宮>
「だきゅう」と読みます。
自動車で云いますと、時速60Kmで走行している状態ですね。
目的地も近くなって参りました。
気を抜かずに現状維持に努めましょう。

運気:○悦楽

<艮宮>
「ごんきゅう」と読みます。
自動車は街中に入りまして、人ごみや車の量も増えて参りました。
一方通行や信号もやたらと多く、イライラが募ります。
人身事故、車両どうしの接触事故、物損事故など、不意の事故に巻き込まれる危険が多いです。
落ち着いて、慎重に運転しなくてはなりません。

運気:●変動

<離宮>
「りきゅう」と読みます。
ドライブも終わる頃でございます。低速運転ですね。
駐車場を探し、駐車場に車を止め、同乗者と別れます。

運気:○終結



さて、今年(平成16年)の命宮は次の通りになっております。
皆様の九星が入っております宮の運勢・運気が今年の基本運でございます。
皆様はどのような運気になっておりますでしょうか?
(月毎にも同様に命盤がこざいます。詳細は市販の暦などで御調べ下さい。)


<巽宮>
四緑木星
(南東)

<離宮>
九紫火星
(南)

<坤宮>
二黒土星
(南西)

<震宮>
三碧木星
(東)

<中宮>
五黄土星
(中央)

<兌宮>
七赤金星
(西)

<艮宮>
八白土星
(北東)

<坎宮>
一白水星
(北)

<乾宮>
六白金星
(北西)


九星早見表(生年より御調べ下さい。)
一白水星 昭和2年11年20年29年38年47年56年平成2年11年
二黒土星 昭和元年10年19年28年37年46年55年平成元年10年
三碧木星 昭和9年18年27年36年45年54年63年平成9年
四緑木星 昭和8年17年26年35年44年53年62年平成8年
五黄土星 昭和7年16年25年34年43年52年61年平成7年16年
六白金星 昭和6年15年24年33年42年51年60年平成6年15年
七赤金星 昭和5年14年23年32年41年50年59年平成5年14年
八白土星 昭和4年13年22年31年40年49年58年平成4年13年
九紫火星 昭和3年12年21年30年39年48年57年平成3年12年
節分以前に御生まれの方はその前年が生年となります。



九星の相性

日の相性・時の相性・人との相性を見ることができます。

木・火・土・金・水(もくかどこんすい)が基本でございますね。
原則的に隣り合うもの同士は相性が良く隣り合わないものはそうでもないとします。
まぁ、必ずしもそうとは限らない部分もあるのですが。
(水と木は隣り合うと考えます。)

例えば九紫火星の人と一白水星の人は火と水ですから、相性は余り良くない、
と云いますか、双方に努力が必要になって参ります。
表面的な御付き合いでしたら問題はないでしょうが、
利害関係が絡む場合や重要な契約等では注意が必要と見ます。

相性が悪いということではありませんよ。
気質が相容れないということだけでございます。
逆にそういった相性の方が人間的に成長できたりしますから。



ところでね、命盤は最初はこのようになっておりました。


<巽宮>
四緑木星
(南東)

<離宮>
九紫火星
(南)

<坤宮>
八白土星
(南西)

<震宮>
三碧木星
(東)

<中宮>
五黄土星
(中央)

<兌宮>
七赤金星
(西)

<艮宮>
二黒土星
(北東)

<坎宮>
一白水星
(北)

<乾宮>
六白金星
(北西)


対極図(陰陽図)が元々の思想にございますからね、
数を順番に辿って行きましたら丁度その形になるんですね。
でもね、それじゃあ横・縦・ナナメの数の和が合わない。
二黒土星と八白土星が入れ替わりましたらね、和が合うんです。
この矛盾が鬼門(北東)と裏鬼門(南西)なんですね。
人の運勢など簡単に狂わせてしまうような非常に強い気がね、
鬼門から裏鬼門の間を吹き荒れているんです。
それが名盤の理論にも現れていたんですね。
そうなんです。
この二黒土星(坤宮)・五黄土星(中宮)・八白土星(艮宮)は三土(さんど)といって
変動の生じ易い宮として恐れられているんです。

それと一白水星(坎宮)は象意に
北方、暗く閉ざされた場所、冬、窪み、じめじめした場所
などといった意味がありまして、
この宮に入りますと八方塞りになる傾向がございます。

ですからね、年の暦を買って来て見て戴きましてね、
御自身の九星が
二黒土星(坤宮)・五黄土星(中宮)・八白土星(艮宮)・一白水星(坎宮)
の宮に入っております年はまず注意が必要とお考え下さい。
厄年もその殆どがこの宮に入る年に当たっております。



さて、それでは次のステップに進みましょうね。

九星にはそれぞれの星(宮)の象意がございます。
九星気学の専門書などには詳しく象意が解説されているものもございます。
どこかでその資料を入手して戴かなくてはなりませんね。

それでね、
その年の暦の九星盤と照らし合わせながら、
御自身の九星が入っている宮の象意を調べてみるんですね。
そうしましたら、その年はどのような傾向の年であるかが分かります。
まあ、その程度でしたら、暦に詳しい解説が付いておりますでしょう。

月にも九星は割り当てられております。
月の九星では、その月の傾向が分かりますね。
(御自身の年の九星が入っております方位は開運方位でございますよ。)

日にも九星は割り当てられております。
日の九星では、今日はどのようなことがあるのか、
といったことに注目して象意を調べて戴きましたら良いと思いますよ。

時間にも九星は割り当てられております。
時間の九星では、誰が、いつ、どこで、何が、どのように、何の目的で、
といったようなことも象意を調べて戴きましたら分かります。

さらに詳しいことは気が向きましたら書かせて戴きます。(笑)



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