供養について


私達にはご先祖様がいらっしゃいます。
中にはまだ成仏し切れていないご先祖様もいらっしゃるかも知れません。
苦しみの中で未だに成仏できない仏様、
その方に、私達は何をして差し上げれば良いのでしょうか?

お経を唱えることが正しい供養なのでしょうか?
いえ、それは違います。
生きております時に理解できなかったお経が、
お亡くなりになられてから理解できるようになる、
そんなことはないんです。

宗教宗派の正しい祀り方で供養して差し上げると良いのでしょうか?
いえ、皆さんそう仰られますけど、それも違いますね。

お心を込めて線香を燃して手を合わせて差し上げること、
お心を込めて御真言のひとつも唱えて差し上げますこと、
私達が毎日を正しく、感謝の気持ちを忘れず、
愛と思い遣りに包まれて光溢れる生活を行っていることがね、
本当の供養になるんです。

お線香は心を癒すことができるんです。
思い遣りのお優しいお気持ちがその線香を燃して差し上げる行為によって伝わるんです。
御真言もね、お心を込めて、御先祖様の成仏と心の平穏を願って唱えて差し上げますと、
そのお気持ちがご先祖様に、声の波に乗って伝わって行くんです。
私達がね、愛と思い遣りに包まれて感謝の気持ちで暮らしておりますとね、
ご先祖様もそこから何かを学んで下さいます。
感謝することの大切さを思い出して下さるんです。

これがね、本当の供養なのではないかと思いますよ。
今まで私達は心なく手を合わせておりませんでしたでしょうか?
お葬式の席で遺産相続のことで争ったり、と、
それでは成仏できる魂も成仏できなくなってしまいます。

どこそこの宗派の祀り方で祀って供養して欲しいなんて仰られるご先祖様でしたらね、
それは満足して感謝することの大切さにまだ気付いていらっしゃらない方ですからね、
満足して感謝することの大切さを日常の生活の中で実践して、
行為で教えて差し上げて下さいましたら良いんですよ。

我侭ばかり云っているといつまで経っても成仏できませんからね。



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