未来社会


黎明

不況であっても、
誰もが万人の幸せのために努力し、
互いに支えあい助け合って生活していれば、
誰も飢えることはありません。
誰も凍死せず、争いもありません。
犯罪も、自殺も、暴力もありませんね。
そのような社会が構築されれば、
みんなが愛し合い、
休日には世界中に合唱の歌声がこだますことでしょう。
その歌声を早く聞きたいものです。

そのために私達は生きているのです。
そのために私達は苦しんでいるのです。
そのために私達は努力をしているのです。
そのために神が存在し、
豊かな実りがあり、
太陽、月、地球、大自然全てのものが秩序正しく活動しているのです。

人間もその秩序の中に組み込まれております。
秩序を乱すことはなりませんよ。
悪魔の声に耳を貸してはなりませんよ。

皆様お一人お一人が、幸せへの道を話し合う場を持ち御活動下さればと想います。
そうしましたら次第にその輪は大きくなり、輪と輪が繋がり、
やがて、世界中がその輪に組み込まれることになりますでしょう。
インターネットもそのように発展して参りました。


理想郷

互いに信頼し合い、尊敬し合い、
積極的に提案を出し合い、
他人の意見は誠実に受け止める。
困っている人がいれば助け合い、己を犠牲にしても人の幸せを考えて行動する。

ただ、それだけで素晴らしい社会が生まれるはずなのですが、
何故、それが叶わぬのか不思議でなりません。

人間の価値って一体なんなのでしょうか?
互いに憎しみ合い、
互いの主張を押し付け合い、
他人の意見には耳を貸さず、
困っている人を見て見ぬ振りをする。
他人の幸せよりご自身の幸せを優先する。
本当に悲しい人生でございます。

ムーミン谷の住人の方が遥かに優れた人格者でございましたよ。

以前に信仰ということについて書かせて戴きました。
神を信じてお力をお借りしようとすることは信仰でもなんでもありません。
神に対して義の心を持ち、
神のため、
人のため、
社会のために役立とうと努力なされること。
神の御恩に報いようとすること。
これが本来の信仰でございます。

そのような信仰をお持ちになられますと、前述の人間としての正しい在り方が自然と
身に付くものでございます。

「傷つく」という言葉がございます。
しっかりと信仰をお持ちでしたら、傷つくことなど決してございませんよ。
強い意思で神様のお役に立つことができるようになります。


縁

縁とは不思議なものでございます。
強く引き合う縁もあれば、反発し合う縁もあります。
互いに傷付け合いながらも、一緒にいなくてはならない縁や、
顔を合わせれば喧嘩ばかりしているのに、強く引きつけ合う縁、
強く引きつけ合っているのに、別れて暮らさなければならない縁。

きっとね、
それは神様や守護霊様に何かを教えられているんだと思います。
学ばなくてはならないことがあったり、
使命と何か関係があったりするのだと思います。

私も生まれてからの人生の全てが、
今の仕事の礎になっております。
ひとつひとつの出来事や苦しみなどの全てが上手く噛み合わさって、
まるでそこに道があったかのように、
曲がりくねりながら、
この場所に到達したように感じます。

思い起こしますと、
今までの人生で無意味だったことは何一つないんです。
ですからね、このことは確信を持って云うことができます。

無意味な出来事など一つもありませんよ。
無意味な縁など一つもありませんよ。

人生には終点はありません。
私の人生も、これから先どこに続いているかは分かりません。
皆様の人生も同じでございます。
でも不安になることはありませんよ。
ワクワクしながら、希望をお持ちになり、
続いている道を一歩一歩、
進んで行けば良いだけでございます。

良いご縁であって戴ければと願っております。


戦後

1945年に戦争が終わりまして58年になります。
日本は平和憲法を採択し、一切の武力を放棄しました。
世界中に平和を発信し続けている素晴らしい国でございます。
これからもますます平和を推進して行かなくてはなりません。

皆様は日本が今後どのような国になるとお考えになられますか?
資本主義の国でしょうか?
それとも社会主義の国になっておりますでしょうか?

私は資本主義が理想的だと思います。
社会主義は管理社会ですからね、
政府があらゆることを管理し貧富の差を無くそうとする主義ですからね、
個性を生かした職に付くこともできない。
時には召集令状なんかが送られてくる。
そんな国は嫌ですね。

日本の未来はやはり資本主義でございます。
国の役割は大幅に縮小されておりまして、
個々人一人一人が責任を持ち生活している。
皆様が個性を生かした好きな職に就き、
互いに助け合いながら生活している。
ですから生活に苦しむということもありませんし、
犯罪もありません。

自分や自分の家族だけが幸せなら良いというお考えの方は一人もおりませんよ。
皆様が全人類の平和を願って活動されておられます。

いつになればそういう社会が実現するのでしょうか?
少なくともあと千年は掛かりそうですね。
もしかすると、決して実現しないのかも知れません。
青く美しい地球を破壊した人類として、
永遠に汚名を残すことになるのかも知れません。


幸せはね、
今がどんなに厳しい状態にありましても、満足し、感謝して、
神への義を持ち続け、自分との闘いや正義の闘いに勝ち抜き、
愛を持ち、慈悲を育み、判断力を養い、感性を磨き上げ、
自ら勇気を振り絞り天の光の中に飛び込み、
幸せを見つけ出そうとする努力が大切でございます。

屈辱を味わい深い傷を負いましても、
神への義がございましたら何度でも挑み続けることが可能でございます。
いじけたり、落ち込んだり、弱気になったり、
そんな生き方は例えそれが私自身であっても大っ嫌いでございます。
どうか自らの手で幸せを掴み取って下さいますように。