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【癒しの世界】
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【日本文化】

寒くなりましたね。
本当に寒くなりました。
皆様は風邪などお召しになられてはおりませんでしょうか?

40年程前まではどこの御家庭にも火鉢や練炭といったものがございました。
冬の寒い日に、手を火にかざして、
ああ、暖かいな。。。
実際にはそれ程暖かくはなかったはずなのですが、
火を見つめておりますと、本当に身体の芯から温まるような気がしたものでございます。

記憶にある方は思い出してみて戴ければと思います。
ね、思い出しただけでも暖かくなりますでしょう?
心が暖かくなるんですね。

火を見ておりますと、
その中に大自然の偉大さや神様の存在が見えるようでございます。
太古の昔には火を介して神様との交流もしておりました。
火鉢や練炭の時代でも神様との交流ができていたんですね。

冬になると風邪を引く、
これはきっと心の中が冷え切っているんだと思いますよ。
部屋の中をファンヒーターでどんなに暖かくしておりましてもね、
心の中が冷え切っておりましたら風邪を引きます。
隙間風の吹き荒ぶ部屋の中で、
火鉢や練炭にあたりながら、
時には美味しい魚を焼き、時にはその暖かさに感謝しながら、
神と触れ合い、
火を見つめて家族と語り合う。
そんな暮らしをしておりますと風邪も引き難いのではないかと思います。

ストーブでも暖かさを感じます。
囲炉裏や暖炉などは云うに及ばずでございますね。


日本は形式主義になってしまっております。
学校でも「前に習え」などといった号令がございますが、
生徒も、教師でさえもその意味を理解せずに使っているんですね。

見本になる人が列の前に立ち、
「前に習え」の号令でその見本と同じ姿勢を取るんです。
でも今は列を整え、手を前に上げて前との空間を取る。
それが「前に習え」の意味になってしまっているようでございます。
もちろんそれでも構わないのですが、

日本語の含蓄のある言葉、
神と繋がることのできる古い時代の美しい文化、
そういったものを再び思い出して戴ければ、
形式ではなく、そこに存在する本質といったものを、
深く見つめ直し、神の存在を発見して戴ければとそう思います。


【神饌の心】

神前に御供えする供物や料理を神饌(しんせん)と申します。
神様には新鮮な食材、心の篭った料理を御供えするんです。

吐息が白く濁るような今の季節には、
暖かい味噌汁が本当に有り難いものでございますね。
本当に味噌汁の湯気にどれだけ有り難さを感じることか知れません。

贅沢三昧の人には分かりませんでしょう。
裕福な時に感謝の気持ちを忘れてしまう。
感謝の気持ちを忘れますから運気が下がるんですね。

毎日コンビニエンスストアで買ったパンをかじっていたような
愛に飢えた子供が心身の調子を崩しまして、
施設に入って、
暖かい心の篭った食事をするようになりましたら、
すぐに体調が元通りになりました。
誰でも心の篭った料理を食べておりませんと病気になりますね。

神様だって心の篭った暖かい料理を食べたいに決まっています。
真夏には熱い煎茶よりも、
よく冷えた冷たい麦茶が良いに決まっています。

そういったものを神饌として神棚に御供えする。
それだけでも絶対に神様が良くして下さいます。

神様だけではなく、人も、魂も、全ての生き物も同じでございますよ。


先日、とても良いお話しを教えて戴きました。
貧乏神や疫病神は感謝の気持ちを思い出して戴くために存在しているようでございます。
なるほど、思い当たることが多々ございます。
貧乏をしておりますとものの有難さに気付くことが多いですからね。
それにキリスト様もこんなことを言っておられます。
「金持ちが天国に入ることはらくだが針の穴を通るより難しい。」
全くその通りでございます。

貧しい暮らしをしておりますとものの有難さが身にしみます。
感謝しておりますと、心が満たされます。
感謝できるようになりますと貧乏神様も離れて下さるようでございます。
「有難う」という言葉には本当に素晴らしい力がございますね。
「素晴らしい」とか「愛しています」などにも力がございます。
心から生じる言葉ですからね。
言葉自体にも輝きがございます。
そう云った言葉を日々口にしておりますと心も輝いて参ります。


【心理ゲーム】

心理ゲームでね、人間ホイホイを設計して下さいっていうのがあるんです。
皆様はどんな仕組みのものをお考えになられますでしょうか?
それでね、あることが分かるんです。
人間ホイホイで設計するのはね、
実はその人が「自分だったら引っ掛るだろうな」と思う夢や欲望が反映されるようでございます。
私も酒池肉林の贅沢し放題の大きな家を想像しました。
(肉林は食べる方の肉です。)
潜在意識って恐ろしいですね。


【核家族化】

昔は二世帯同居などが当たり前の時代でございました。
互いにお相手のことを思い遣り、困った時には助け合う、
そんな時代でございましたから二世帯同居の方が便利だったのでしょう。

今は本当に嫌な時代になったものでございます。
親は子供に同居を強制し、御子様の収入をあてにして生活する。
それは多分に国の年金政策や福祉の政策の拙さも原因しているように思われます。

また、お心のない方が増え、
舅様や姑様がお嫁様に思い遣りの一つ掛けて差し上げる気持ちもない。
そのような状況でございますから、
お若い方が核家族で親御様と離れてお暮らしになられますのも当然でございますね。

育て方が悪いのか、社会の風潮なのかは分かりませんが、
御子息様やその御嫁様までも御心がないんですね。
舅様や姑様を邪険に扱い、
話が合わないから、考え方が違うからと御実家に寄り付かなくなります。

子供の頃から親御様が御子様を軽視し、ぞんざいに扱い、
或いは親御様の考えを強制し奴隷のように従わせて、
信頼関係を育む努力も怠慢しておりましたのに、
御子息様が御結婚なされましてから、
「息子が家に寄り付いて下さいません。」と仰られます方は驚くほど多いものでございます。

親子の信頼関係が浅いものでございましたら、
親御様より心から愛する御嫁様の御意志を尊重なされることは当然でございますね。
親子の間柄は強制や風習などではなく、
お互いの信頼関係や互いを思い遣る心、誠意、真心によって決定されるものでございます。

法律的に見ましたら御成人なされ独立なされた御子様に対して、
親御様は何も強制することはできません。
これは強制してはならないのです。
互いに立派な御人格をお持ちになる大人同士でございますから、当たり前ですよね。
もちろん長男だから家を継いで下さらないといけない、といった考え方も誤ったものでございます。
昔からの風習がそうであっただけで根拠もなにもない考え方でございます。

でもね。
御子様が御両親から多くを学び、感謝し、尊敬しておりましたら、
親御様も御子様を尊重し、奉仕の精神で深い愛と思い遣りを持って御育てになってこられたのでしたら、
誰が親不孝などするものですか。
御子様も親の嫌がるお嫁様とは御結婚なさいませんでしょうし、
お嫁様を説得してでも同居し、隅々まで世話を焼いて下さいますでしょう。

信頼関係をお築きになられる努力が必要でございますね。
真心と、心からの思い遣りをお持ちになられ、
何も強制することなく、
御子息様やそのお嫁様のお幸せを願って差し上げ、
困ったことがあり相談を受けましたら親身になって一緒に考えて差し上げる。

幸せを維持するためにはとても大切なことですね。
親子の間柄でなくとも、
夫婦や同居人の間柄でありましても同じことが云えるのではないかと思います。


【気楽な生き方】

今の時代は気楽な生き方を好まれる方が多くなっているように感じます。

でも誰もが気楽に生きておりましたら、一体社会はどうなってしまうのでしょうか?
誰も見ていないからガムを吐き捨ててもいいや。
禁煙場所でもタバコを吸ってもいいや。
借りたものは請求されるまで返さなくてもいいや。
横一列に並んで歩いて、道を塞いでもいいや。
一体、どれだけの人に迷惑を掛ければ気が済むんでしょうか?

考えなさ過ぎなんです。
何のために頭があるんでしょう。
迷惑を掛けないため、素晴らしい社会を造るため、皆が幸せになるため、
ではないのでしょうか?

そのために、誰もが必死になって考えなければいけないんです。
感性を研ぎ澄まし、
判断力を鍛え上げ、
あれ、変だと感じることのできる能力を身につけなければならないんです。

その先にね、誰もが本当に気楽に楽しく生きることのできる社会があるのではないかと思います。


【桜 −河口恭吾−】

突然ですが、河口恭吾さんの桜という唱は素晴らしいですね。
僕が笑わせるから桜の季節をかぞえながら一緒に歩いて行きましょう。
というような歌詞なんですが、
何もしてあげることはできないけど、笑わせて楽しくさせて差し上げる、
なんていう微笑ましくて爽やかな心の篭った奉仕の精神は、
なんだか嬉しくなって感動してしまいます。
曲もゆったりとした暖かな曲でございます。
おまけに河口さんの御声も優しい声でね、
本当に素晴らしいものでございます。

私もね、
音楽なんてクラシックや能力活性のサブリミナル音楽以外は滅多に聴かないのですが、
テレビで流れているのを聴いておりまして、一瞬で好きになってしまいました。


僕がそばにいるよ 君を笑わせるから
桜舞う季節かぞえ 君と歩いていこう
僕がそばにいるよ 君を笑わせるから
桜舞う季節かぞえ 君と歩いていこう

まぶしい朝は何故か切なくて
理由をさがすように君を見つめていた
涙の夜は 月の光に
震えていたよ 二人で

僕がそばにいるよ 君を笑わせるから
空のない街抜け出し 虹を探しに行こう

いつもそばにいるよ 君を笑わせるから
やわらかな風に吹かれ 君と歩いていこう
君と歩いていこう

君がいる
君がいる
いつもそばにいるよ


【禅問答】

「善人になろうとする人は偽善者です。」
皆様はその理由が御分かりになられますでしょうか?

まるで禅問答のようでございますが、
一体、何のために善人になろうと思われるのでしょう?

人はご自身の利益にならないことは行いません。
ご自身が幸せになるため、強く、優しくなるため、能力を付けるため、
そこから全ての行動が始まるんです。
社会貢献や奉仕活動でありましても、
自分自身の関わる社会がより良くなりますと、
ご自身が満足感を味わえます。
より良い社会からさらに大きな恵みと幸せも受け取ることができます。
突き詰めて考えますとご自身のために社会貢献や奉仕活動を行うんです。

ですからね、
自分のために善人になろうとする、それは偽善者でございます。

善人ではなくて、優しい人になって下さいましたらと思います。
優しい気持ちで何かを与えて差し上げましたら、必ずそれが戻って参ります。
そうしている内に素晴らしい人間関係、さらには素晴らしい社会が生まれるんです。
素晴らしい人間関係の中で得られるものは大きいです。
素晴らしい愛、大きな幸せ、笑顔、豊かな暮らし、満たされた心、信頼できる友人、
きっとそんなものが手に入りますよ。


【愛と欲】

愛と欲は本当に難しいものでございます。
子孫を残すためには欲は必要ですからね。

ある人にとって、
結婚して子を設けることが幸せになる一番の方法なのでしたら、
欲はなくてはならないものでございます。

人として哺乳類が持っておりました欲を受け継ぐ生き方は正しいものでございます。
また、霊的なスピリチュアルな存在として、
欲を捨て大脳皮質が生み出した理性や知性、霊性に基づいた生き方をすることも、
正しいものでございます。

ただね、欲を持ちますと苦しくなります。
怒り、妬み、嫉み、憎しみ、恨み等の悪い感情を生み出す素になります。
そういった感情は余り持つべきではありませんね。
苦しみを増すばかり、疎ましがられるばかりで良いことはありません。

この世界には不要なものは一切存在していないと私は思っております。
毒も極微量では薬になります。
薬は大量に服用しますと毒になります。
欲もまた用い方次第で毒にも薬にもなるものでございます。


私は恋愛で御悩みの方には偶にこのようなお話しをさせて戴きます。

お相手様のことを考えて差し上げて下さい。
お相手様の幸せを願って差し上げて下さい。
とね。

御相手のことを考えて差し上げると云いますのはね、
御相手様のことを想い観察しているというのとは違います。
それはご自身のために、お相手様のことを考えているんです。

御相手様が今何が必要か考えて差し上げる、
今一番必要な言葉を掛けて差し上げる、与えて差し上げる、
御相手様が少しでも良い方向に向かうように考え、教えて差し上げる、
といったことになるかと思います。
それは時には優しさであったり、また厳しい言葉であったりします。
愛あればこそでございますよね。
それは本当に難しいものでございますよ。

でもね、そうして観察力を鍛えておりますと、
判断力も鍛えられますし優しくもなれます。
御相手様の考えが手に取るように分かるようになりますよ。


【えびす様】

1月10日は十日えびすでございました。
前日が宵えびす、翌日が残り福でございます。
私も七福神様を御祀りしておりますので、宵えびすに御参りさせて戴きました。

でもこれは関西だけなんですね。
関東は11月、霜月の酉の日に酉の市で熊手を買うんですね。
関西は笹が主流なんですが。

去年は二の酉にも御参りしました。
西宮えびす大社というところなんですが、
ここは全国のえびす神社の総本社でございます。
二の酉の日には誓文祭(せいもんさい)という儀式が行われましてね、
神饌を供し、降神の儀、祝詞奏上、昇神の儀、玉串奉納、神饌を徹し、直会(なおらい)
と、10時から11時まで厳粛に儀式が執り行なわれておりました。

参拝者用に椅子を沢山準備して下さっておりましたが、
私は直立不動で拝見させて戴きました。
だって神職様方が頑張っていらっしゃるんですもの。

それから、境内にひっそりと祀られております、
稲荷様や百太夫様、天神様など全ての社に御挨拶申し上げて参りました。

稲荷大明神様は霊性のある狐を救い上げて、
人間のために働くといった使命を与えていらっしゃる人間の神様でございますね。
決して狐の神様ではありませんね。
私は最近きつねどんべえの揚げが好きになってしまっているのですが、
稲荷に仕える狐様が来て下さっているのかも知れません。(笑)

稲荷はね、どこかの国の狐が沢山住んでいたイナリーという地方の名前が由来のようでございますね。

ちなみに龍神様(龍王様)も龍を御遣いになられる人間の神様でございます。
天狗様は山でお亡くなりになられました修験者の魂でございます。


【節分】

2月3日は節分でございます。
滋賀県の近江神宮では追い出された鬼達を集めて歓迎するというお祭りが
夕方に行われるそうでございます。

昔話には、山で静かに暮らしておりましたお爺さんとお婆さんが
逃げてきた鬼を招き入れて御馳走をして差し上げまして、
金銀財宝を沢山戴いたというものもございます。

悪い鬼も優しい心には背けないようでございますね。

翌2月4日は立春になります。
立春大吉と紙に書いて貼っておきますと災難を逃れられるそうでございます。
丁度3日がみずのえ子で書を行う大吉日でございますから、
3日に書き上げて4日にどこかに貼っておくと良いと思いますよ。


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