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【癒しの世界】
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【散文】

春風が心地良い候となって参りました。
チューリップが見頃でございますね。
菖蒲にさつき、紫陽花とこれからは色とりどりの花が咲き乱れて参ります。

来月、5月5日の端午の節句の日は立夏でございますね。
早くも暦上では夏に入ろうとしております。
五月晴れが続きますでしょうね。

百人一首では

花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり
久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ

といった季節から

春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山

といったような季節に移り変わろうとしております。

洗濯ものが楽しい季節でございます。
青空の下に真っ白な洗濯物が目に眩しく映えるんですね。


そう云いましたら、百人一首で面白い話しを聞いたことがございます。

千早振る神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは

その昔、龍田川というお相撲さんがいたそうでございます。
駆け出しの関取で貧しい暮らしをしていたそうでございます。
ある日、食べるものがなくなりまして、
親しくしておりました千早さんや神代さんに「何か食べさせてくれ」とお願いをしたんですね。
ところが余りにも甲斐性がなかったために千早さんには振られ、
神代さんも相手にして下さらなかったそうでございます。

何年かしまして、この龍田川というお相撲さん、
稽古の甲斐あってとっても強くなりましてね、
贅沢な暮らしができるようになりました。
でもね、今度は神代さんが事業に失敗して苦しい生活を強いられておりました。

ある日ね、神代さんが龍田川さんの前に現れましてね、
おからでも良いから恵んでくださいって龍田川さんに御願いしたんです。
でもね、龍田川さんは昔のこともあって聞かなかった。

神代さんはどうしようもなくなって川に身を投げたんですね。

なんか、そのような話しでございました。
面白い話しなんですが、日本語解釈の誤りですね。

千早振るは神に掛かる枕詞のようでございます。
龍田川が紅葉で真赤に染まっておりましてね、
あぁ、こんなに美しい景色は神代の時代にも聞いたことがない程だ、ってね
在原業平様が感激なされましてお詠みになられました歌でございます。


うーん、日本語解釈の誤りで生まれたこのお話しも
なかなか考えさせられるものがございますね。
深い教えのあるお話しでございます。(笑)

最近では割れた瀬戸物の修理をして下さるようなところがあると聞きますが、
壊れてしまえば二度と元の状態には戻らないものが沢山ございます。
人間関係もしかりでございますね。
私の所にもそういった相談が多く寄せられます。
勿論、私自身にもそういった経験は沢山ございます。
だからあの時にあれだけ云っていたのに、って考えましても、
もう後の祭りっていったようなことが沢山ございます。

折角、神様が与えて下さったご縁を自己中心的な考えや行いでお相手様を怒らせてしまう。
なんと悲しいことでございましょう。
懺悔しても懺悔し尽くせぬ程でございます。

でも人には優しく、慈悲深く、そのように心掛けておりますとね、
それが廻り廻って必ずご自身の所に戻って来るんですね。


それにしては本当に心地良い風が吹いております。
中原中也様の詩でこんなものがございました。

吹く風を心の友と 口笛に心まぎらわし
私がげんげ田を歩いていた十五の春は
煙のように、野羊のように、パルプのように

とんで行つてもう今頃は
どこか遠い別の世界で花咲いているであろうか
耳を澄ますとげんげの色のようにはぢらいながら遠くに聞こえる

あれは十五の春の遠い音信なのだろうか
滲むように日が暮れても空のどこかに
あの日の晝のままに
あの時が
あの時の物音が経過しつつあるように思われる
 
それが何処か?
とにかく僕に其處へゆけたらなあ
心一杯に懺悔して
許されたという気持ちの中に再び生きて
僕は努力家になろうと思うんだ


中原中也様のこの詩は私の大好きなものでございます。
伸び伸びしていて心地良く感じるんです。
きっと素直な心から真っ直ぐに出てきた言葉だからだと思いますね。

晴天のような暖かさと吹く風のような心地良さ、
嵐のような厳しさと梅雨のような慈悲深さ、
積雪のような真っ白な気持ちと冬景色のような繊細で綺麗な気持ち、
大海原のような静かで広く深い包容力、太陽のような力強さ、

私ももう一度生まれ変わって努力家になり、
そんな素晴らしい人格を備えたいものでございます。


花爛漫と云いますとこんな歌もございます。

誰が殺したクックロビン
花は爛漫咲き乱れ天下泰平常春のマリネラ一の美少年・・・

もう十数年前になりますでしょうか。
テレビで放映されておりましたテレビアニメ「パタリロ」の主題歌でございます。

(爆)


【子守唄】

子供を想う親の気持ち、深い愛情、暖かい気持ち、
それは真に偽りのない神の心より生じたものであると思います。
純粋な心でこの世に生まれて参りまして、
そのまま正しく真っ直ぐにお育ちになられましたら、
素晴らしい人格を備えた人に成長して下さるはずの子供、
ですが、間違ったものを与えてしまいますと鬼にも悪魔にもなってしまいます。

私達、社会の宝物であります御子様には、
正しく真っ直ぐに育って戴きたいものでございます。
そしてまた、親御様にも正しい心で御子様を正しい方向に、
教え導いて差し上げて戴きたいものでございます。

端午の節句が近付くにつれまして、毎年そのようなことを思います。

以前、丹羽文子様の御本を読ませて戴いたことがございます。
「おさなごを発見せよ」ってね、十数年前に話題になりましたが、
他にも沢山ご本を書いておられました。
読ませて戴きましてね、あー、これが本当の正しい育児の方法なんだなってね、
感激した記憶がございます。
以前にも放任ということについてエッセンスを少しばかり書かせて戴きました。


こんな子守唄がございます。
本当に優しい心の篭った旋律の美しい子守唄でね、
心を込めて唄いますと心が洗われまして、
優しい気持ちになれるようでございます。


ねんねこしゃっしゃりませ
寝た子のかわいさ
起きて泣く子のねんころろつらにくさ
ねんころろ ねんころろ

ねんねこしゃっしゃりませ
きょうは二十五日さ
あすはこの子のねんころろ宮参り
ねんころろ ねんころろ
 
宮へ参った時
なんと言うて拝むさ
一生この子のねんころろまめなように 
ねんころろ ねんころろ


ところでね、
御先祖様の供養もこの子守唄のような優しい気持ちですると良いですよ。
赤ん坊にもね、人にも御先祖様にも一番のお優しい気持ちでね、
幸せを願って差し上げるんです。

そうしましたらね、
こんなつまらないメールマガジン読まなくてもちゃんと御先祖様が癒して下さる。(笑)
危険が迫っておりましても必ず守って下さるんです。

優しい気持ちは本当に大切でございますよ。


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