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【癒しの世界】
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【不満】

人は何故不満を持ってしまうのでしょうか?

愚痴を言ったり、
自分の一方的な考えを他人に押し付けたり、
強要したり、
恨み言を言ったり、

それは本当に小さな心、偏った心、
自分だけが良くなりたいと願う閉ざされた気持ちでしかありませんね。

強過ぎる欲もまた不満に繋がります。
我欲の為に人に迷惑を掛けても気付かず、
欲が満たされませんからまた人に迷惑を掛けてしまう。

そうしておりますとね、
孤立してしまうことになるんです。
そうしてまた不満が膨れ上がり、どんどん人生を悪くしてしまうんです。

「してあげた」という言葉、
その言葉の後には必ず、
「だから見返りを受けることは当然」という気持ちが隠れております。

「させて戴いた」という言葉、
この言葉の後には必ず、
「でも、見返りなんてどうでも良い」という気持ちが続くんです。

陰口や悪口、中傷、
誰も見ていないからと蔭でこそこそ、
言葉遣いも横柄で乱暴、
言葉ひとつ取りましても、その人の不満な心が見て取れます。
神様も御先祖様も、満たされた心から生じる真実の言葉を望んでいらっしゃいますよ。


【心の尊厳】

神様は私達に自由に生きることをお許し下さいました。
ですからね、
心はひとりひとりの自由に使える持ち物でございます。

でもね、
他人の心は自分の持ち物ではありませんからね、
誰かが思った通りに動いて下さらないなんてね、
そんなことはお考えになられず、
干渉せず、強要せず、迷惑を掛けず、
万人がひとりひとり、
自由な意思で生きることができるように、
心を自分の中だけに抑え込むことが必要なんです。

他人の身心は自分のものなんてね、
そんなジャイアンみたいなことは絶対に許されませんからね。

そのために人には言葉というものがあるんです。
目的を一つにする組織の中ではルールというものが存在しますからね。
言葉で話し合い、互いに尊重し、協力し合い、妥協し合い、
共に目的の達成の為に自身を律することが必要なんです。
そのルールさえ守る意思が無く、
自分は自分で自由にやって行きたいということでしたらね、
ただ組織から外れれば良いんです。

自由に生きるためには責任は付きものでございますよ。


【命の理由】

神様が何故私達に豊かな恵みをお与え下さり、
人が生きて行くことのできる環境をお与え下さり、
生きて行くために最低限必要なものをお与え下さっているのか。

この世界に存在すものは全て神様からの、大自然からの賜りものでございます。
衣類も、住居も、薬も、空気も、燃料も、食物も、
そして私達のこの身体でさえも、
神様からの賜りものでございます。
神様が貸して下さり、自由に使うことを許されたものでございます。

何故、このような素晴らしい物や環境をお与え下さり、
全てのもの、自分の心さえも自由に使うことをお許し下さったのでしょうか?

恐らく、人類がこの地球を崩壊してしまうことになりましても、
神様は決して文句は仰られませんでしょう。
全て未熟過ぎるほど未熟な私達人間に任せて下さっているんです。

何故なんでしょうか?

男女が結婚して夫婦となり、子が産まれます。
何のためでしょうか?
神様は本当に産まれたばかりの赤ちゃんにも平等に太陽の光を与え、空気を与え、
全ての大人と同じ物を与え祝福して下さいます。

私達が仲間を増やし、生活が豊かになることを、
望んで下さっておられるからではありませんでしょうか?

人には言葉が与えられております。
神様が、人それぞれに孤立して生きることを望んでいらっしゃるのでしたら、
言葉などは与えては下さらなかったでしょう。
万人が仲良く、互いに迷惑を掛けず、
協力し合い、協調し合い、仲良くすることを望んで下さっておられるんです。
ですから神様は、愛も、慈悲も、感謝することも、義を持つことも教えて下さった。
いがみ合い争い合う不利益を解決する方法をお与え下さったんです。

万人の心には神様の意識が植え付けられております。
その意識に逆らい過ちを犯してしまいますと、罪の意識が生じます。
さらには身心に不調をも来たします。
その罪を抱え付けますと死後は地獄に落ちることになります。
全て、自分が裁くんですね。
心の中の神の意識がそうさせるのです。

何故そこまで私達が仲良くし、間違いを犯さず、豊かに暮らすことを、
神様がお望みになられるんでしょうか?

神様がね、私達の産みの親でありますことの証拠でもございますね。

神様はね、
私達に、意識を高め、霊格を高め、豊かになり、
皆が仲良く、助け合い、協調し合い、協力し合い、
争いも無く、犯罪も無い、平和で笑顔に満ち溢れたそんな社会を造り、
万人が幸せに暮らせるようになることを無償の愛で願って下さり、
慈悲深いその大きな懐であらゆる罪を許して下さり、
我が子を見守るような暖かな眼差しで見守って下さっているんです。

そうはお感じになられませんでしょうか?


【ご老人】

人と人との関係では気が合わない人もおりますでしょう。
特に老人と若者との間で意思の伝達がスムースに行かないことも多いでしょう。
生きて来た年代も違いますし、
こういった真理というものに触れたことの無い人、考えたことも無い人では
それは当然のことでございますよ。

でもね、
暖かい愛で包んで差し上げる、
慈悲の気持ちで多くを許して差し上げる、
何が正しいのか、共に考え、話し合い、少しずつでも互いの理解を深めて行く、
そこから始めませんと、いつまで経っても仲良くすることはできませんでしょう。

ご老人もね、
できることなら若いファッションを身に付けましてね、
楽しく遊びたいものでございます。
若い人から邪険にされず、自分の役割を持ち、
人生を有意義に遣り甲斐を持って過ごしたいものでございます。
お金の心配や病気の心配もせず、
笑って楽しく過ごしたいものでございます。
もっともっと生きていたい、それが正直な気持ちのはずでございます。

人生、死ぬだけだとかね、
望んで汚らしい格好をしたり、
望んで徘徊したり、
そんなことを本当に心の底から望んでいる人なんているはずがないんです。

生きる希望と喜びを与えて差し上げる、
それだけでね、
きっと瞳が輝き出しましてね、
人生が本当に変わって来るのだと思いますね。

辛抱強く教えて差し上げ、幸せを願って差し上げ、生きる気力を与えて差し上げる、
それが本当に大切なことなんだと思います。

でもね、いつまでも考えることをせず、聞く耳を持たず、自己中心的なお考えでね、
他人に甘え、或いは迷惑を掛け続ける、
そんな人でしたら私でさえ逃げ出しちゃいますけどね。


【敵討ち】

拙者、毎日午後2時からは暴れん坊将軍を観ておりますから。
切腹!

なんて、くだらないことを云っておりますが。
吉宗と水戸の御老公では、悪人の悪事が露見した際の反応が違うんですね。
(笑)

先日は敵討ちの話しでございました。
昔は親の仇を討つことが美しいこととして捉えられていたんですね。

ハンムラビ法典には「目には目を、歯には歯を」なんて掟がございます。
今の日本では「目には死を、歯にも死を」なんてお考えの人も多そうですね。
でもね、これはいけませんよね。
復讐をしまして気が済みましてもね、
必ずさらなる怒りや憎しみを生み出してしまうんです。
極めて世俗的な、爬虫類的な意識ですね。

これでは輪廻転生から逃れることはできませんね。
その誤りに気付き修正が加えられるまではね、
永遠に輪廻が続くんです。
良い行いも悪い行いも必ず御自身に戻って参りますからね、
何度も苦しみを味わう羽目になってしまいます。

「目には慈悲を、歯にも慈悲を、時には耐え忍び、そして再発の防止を」
これが正しい在り方だと思いますよ。

ちなみに、
吉宗が悪者の前に現れる時にはマイクパフォーマンスがあるから気を付けろ!
なーんてね。


【最後に】

何一つ罪の無い人は幸いです。
苦しみ続けることもありませんでしょうから。

でもね、
そういったお考えの人に限って、
償い続けなくてはならない罪があるものでございます。

そうして、
作用・反作用の法則で、
その罪が必ず自分に降り掛かって来るんです。
これは気付かせようとする力が働くんですね。

それが神様の法則、大自然の法則でございます。

私にも償いきれない大きな罪がございます。
お釈迦様にも罪はございました。
ただね、お釈迦様はね、
その罪を償い終わり、心の偏りを全て訂正し終わったんです。
ですから宇宙即我の悟りを開くことができたんですね。


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