メールマガジン【癒しの世界】をご購読下さり有難うございます。

このメールが第91号となります。

毎月1,2回?の非定期発行です。

末永くご購読下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

登録・解除のURLは最下部にございます。

【癒しの世界】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【素麺文化】

夏もそろそろ終盤に差し掛かって参りました。
八月八日は立秋でございますからね。

素麺の美味しい季節でございます。
透明なガラスの器で素麺を戴くんですね。
真っ白い素麺の上に氷が散りばめられておりましてね、
そこに鮮やかな色のさくらんぼや蜜柑が食欲を一層引き立てて下さる。

これがひねてくすんだ色の素麺だったり、
ガラスの器も使い過ぎて透明感が失われてしまっておりますと、いけませんね。
一気に食欲が減退してしまいます。
(一説には一年ほど寝かせたものが厄上り素麺として美味しいとも云われますが。)

そう考えて参りますとね、美味しさというものはやはり、
単に味だけ、香りだけで決まるものではないということが云えますね。
その季節に合った装い、盛り付け、シチュエーション、
そういったものもまた、美味しさの重要なポイントだということが分かりますね。

涼を通して夏を味わうんですね。
素晴らしいですね。何と贅沢なことかと思いますね。
本当に素晴らしい日本の文化でございますね。

イタリア人もね、
太陽をいっぱい浴びて育ったオリーブオイルやトマト、小麦等で作りました
パスタやピッツァ等を食しますが、
これも太陽のパワー、大地のパワーを身体に取り込もうとするイタリア人の智恵、
伝統であるように思いますね。

素晴らしいですね。
パワーーー!でございますね。
中山きんにくんも新しいスタイルで登場しそうな予感がしますね。(笑)


【己に向けて】

さて、学生さん達は夏休みでございますね。
私も時には長期にお休みを戴きましてね、
軽井沢あたりの涼しげな街で避暑と決め込みたいところでございますが、
先立つものがありませんでね、

お父さん、お母さん、
先立つ、、、、、
ものを送って下さい。
なんて小噺も聞いたことがございますが、

でもね、やはり炎天下の下、命懸けで働いておられる方もいらっしゃる。
そう考えますとね、私思うんです。

命には休みも休憩もないのである。
ってね。
ギブアップもリセットも許されてはいないのである。
って。

それでもね、きっと自分を可哀想だなんて思ってはいけないんです。
世の中にはもっと辛い思いをしていらっしゃる方もおられるのですし、
自分を可哀想だと思い始めますと、さらに辛く苦しくなって行くんです。
それに、不満も生まれてしまいますからね。
愚痴が出てしまいますし、運気がどんどん下がって行ってしまいますね。

ですから、私達は、命に休みも休憩もないからといって
悲しんでおります暇はないんですね。
魂の命じるままに、
前向きに遣り甲斐を持って力強く生きて行かなくてはいけないんです。
私達は、修行をしているのですから。

成長するために、
神様に一歩でも二歩でも近付けるように、
修行をしているのですから。

打たれても、打たれても、
勇気を振り絞って再び立ち上がり、
強く、正しく、人の幸せのために生きて行かなくてはいけないんです。
アーノルド・シュワルツェネガーさんや、シルベスタ・スタローンさんのようにね、
危機的状況にありましてこそ、
やる気が漲って来るようにならなければいけないのだと思うんです。

それをよろこびと感じられる心、
それが神様への義であり、信仰なのだと思うんです。

最近、マイブームになっております言葉なんですけど、
命の枠を超えて永遠の中で生きてみる、
そんな言葉を最近はやたらと使わせて戴いております。

命の枠の中で考えておりますとね、
今生だけの、
今生の一時だけの小さな問題も、
レンズを通した時のように必要以上に大きく見えてしまうんです。
そうして、その小さな問題に振りまわされてしまうんです。

でもね、
命の枠を超えて、永遠の物差しの中で考えますとね、
命の期間なんてほんのわずかな期間でしかないことが分かるんです。
囚われる心も、
それによりまして生じる悩みも、
余り意味のないことだって分かるんです。


【犯罪】

テレビのニュース番組を観ておりますと頻繁に凶悪犯罪が報じられております。
心の痛む事件ばかり、どうしてこんなに頻繁に発生するのだろうか、ってね、
誰だってそう感じますでしょう。
平和になって欲しい、万人の心が平穏であって欲しいと、
誰だってそう願わずにはいられないと思うんです。

被害者や遺族は犯人を憎み、
悲しみに暮れた人生を送ってしまうのかも知れません。
犯人にも、そうならざるを得なかった人生があったのかも知れません。
社会のシステムにどこか問題があるのかも知れません。

子が親の頭を刃物で切りつけるという事件がございました。
親御様は愛情を掛けて育て、愛情ゆえに厳しく厳しくお育てになられた。
でも子供の側に立ちますと、
一番身近にいる人が一番鬱陶しい人で、
自分より格段に強い権力で支配しようとしましたら、
やはり誰だって、殺すか、逃げ出すことを考えますでしょう。

それは大人同士の世界だって同じなんです。

心の欠如、誠実さの欠如、思い遣りの欠如、
お互いの立場に立って考えない故の行き違い、
そういったことを考えさせられる事件でございました。

憎しみ故の事件も沢山ございますね。

嫌がらせのために自分の糞尿を煮詰めて悪臭を放っておりました糞尿おじさん。
この方はきっと悪魔に心を支配されてしまっていたのでしょうね。
ですから、それがどんなに愚かな行為かといったことでさえも、
考える力、判断力を失ってしまったいたのでしょうね。

隣人への嫌がらせのために大声で怒声を上げ、庭を裸で歩き回っていた人もおりましたね。
彼もね、恐らくは悪魔に心を支配されてしまっていたんです。

全てはご自身のお心の醜さが招いた現象でございますね。
心の醜さが、悪魔を招いてしまうんです。

私も周りでもね、お心の醜い方がいらっしゃるようでしてね、
一時親しくさせて戴いておりました方にノートパソコンを持ち逃げされたり、
近所に住む初老の人に自転車を頻繁にパンクさせられたり、
といった被害に遭っておりますけど、

どこにでもお心の醜い方はいらっしゃるんですね。
でもね、それに一々腹を立てておりましたら、
自分の運気まで下がってしまいますしね、
それにね、
誰だって自分の心が醜いのは、自分が一番嫌なものでございます。

素直になってみて、はじめて分かるんです。
自分の心がどんなに醜いか、
神様の光の下にさらけ出してみてはじめて分かるんです。
この世界を去る時まで気付かない方も多いようですけどね、
その時に悔いても、もう後の祭なんです。
その時には嫌というほど思い知らされるんです。

ですから、余りそういったことに目くじらを立てるものでもないかなと思いますね。
人を憎まず、常に綺麗な心でありたいと思います。


【安部晴明】

安部晴明と申しますと、昔々の有名な陰陽師さんですね。
賀茂家の血筋を引く阿部保名(あべのやすな)か阿部益材(あべのますき)の
どちらかのご子息様で、
母親は信太山(しのだやま)に住む葛の葉という名の白狐であったと云われておりますね。

恐らくそれは、晴明が敵対するものからの呪詛を避けるために、
ご自身の出生のことを絶対に話さなかった、
それで後世の方が彼を霊格化するために創りました創作ではないかと思うのですが、

安部保名が信太山で狐を助けて、それがご縁で夫婦になられましたそうでございますね。
でも、晴明に母親の狐の姿を見られてしまいましたために、
「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信太の森の恨み葛の葉」
と言い残して去ってしまわれたそうでございます。

以前ご紹介させて戴きましたが、日本霊異記にも似たような話はありましたよね。
実際には、このような話は案外沢山あるのかも知れませんね。

落語でね、狐釣りの話が出てくるものがあるんです。

大店(おおだな)の堅物のご主人が隠れてお座敷で芸者遊びをしておりましてね、
顔を扇で覆い、目隠しをして芸者さんと鬼ごっこをするのですが、

「釣ろうよ、釣ろうよ、信太の森の狐を釣ろうよ」の三味線に合わせましてね、
芸者さんを手探りで掴まえようと頑張っておりますと、
偶然に通りかかりました遊び好きのどこかの若旦さんが、
その楽しそうな雰囲気に誘われましてね、
今時、粋な遊びをしている方がいらっしゃる。
ここの勘定は私が持ちますから、私も一緒に遊ばせて戴けませんか、
と申し出まして、
それでね、御大家の大旦さんと、同じく御大家の若旦さんが目隠しをしまして、
一緒に狐釣りの遊びをするのですが、

「釣ろうよ、釣ろうよ、信太の森の大狐を釣ろうよ」
「釣ろうよ、釣ろうよ、信太の森の子狐さんを釣ろうよ」
「やっつく やっつく やっつくな」

中には悪戯好きの芸者さんもおられましてね、
大旦さんをこっちに呼んで階段から突き落としてやりましょうか、
なんて算段もありまして、

「釣ろうよ、釣ろうよ、信太の森の大狐を釣ろうよ」
「大旦さん、ちょっとこっちへおいなはれ」
「そっちへいったら落とされる」
あ、聞こえてはったんや、
などと楽しく遊んでいたのですが、

実はこの大旦那と若旦那は親子でございましてね、
その後に顔を合わせて驚くという物語でございます。

大旦那は家では堅物、陰では芸者をあげて散在していたのですが、
こんなに楽しいことをあの遊び好きの息子に教えてしまったら財産が無くなってしまう、
そう考えてのことでございましてね、

逆にそんなことを知らない若旦那は、
あの親父は堅物で、遊びも知らない、
この粋に遊んでいる大旦さんを見習わせたい、
そう思っておりましたものですから、
二人が顔を合わせました時の驚き様は相当のものだと思いますね。

信太山は大阪にある山ですね。
JR阪和線に信太山という駅があるんです。
阪和線は、大阪と和歌山を繋ぐ路線ですね。


*このメールマガジンは宗教や精神世界系団体とは一切関係ございません。*
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ご意見・ご感想を戴けると何よりでございます。
皆様からの原稿も賜ります。(当MMに相応しいものに限ります。)
aar96280@par.odn.ne.jp

バックナンバー http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000086176

皆様のご健康とお幸せを心より願っております。
ホームページ http://gohu.ohuda.com/bluetea.htm

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このメールマガジンは
『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (ID:0000086176)
『melma!』 http://www.melma.com/ (ID:m00058047)
を利用して発行  させて戴いております。
登録・解除は http://izmnj.at.infoseek.co.jp/mm.htm からお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~