人間関係


いじめでお悩みの方へ

弱いものに暴力を振う人間は私であっても絶対に許せません。
貴方が意地悪をする人よりはるかに優しくて素敵な笑顔で輝いていれば、
その人は意地悪をする度に孤立して行きます。
毅然とした態度で接されることが良いと思います。
意地悪をされるのであれば、こちらは正しい方法で対応しましょう。
適切な自己防衛の方法があるはずです。
悪い縁も理由があり発生したものですから、その理由も考えてみて戴ければと思いま
す。

優しさと、知恵と、強さがキーポイントです。
上手く避けることも必要でございます。


強さと優しさ

「強くなければ人に優しくできない」
それは正論なのでしょうか?

優しい人が弱い人を助けることはありえないのでしょうか?
強いけれども優しくない人と、優しいけれども強くない人・・・。
どちらが好きかと質問すれば全員が「優しいけれども強くない人」と答えます。
私は、優しい人は強くなれると信じております。
でも、人は優しくなろうとはせず、強くなりたがるばかりでございます。

皆さんはどちらが正しいとお考えになられますでしょうか?


友達

何気ない会話が10年、20年と続けばどんなに仲の悪い人同士でも親友になれま
す。
魂レベルの友達なんて素敵だと思いませんか?
何も強制しないし束縛もしない。そんな関係が続けば、必ず真の友情が芽生えます。
友達は大切なものでございます。
音信が途絶えて数万年後に天国で再会。
それでも良いんですよ。
きっと良い想い出になっていることでしょうし、昔話に花が咲くかも知れません。


人間関係でお悩みの方へ

人は生きて行く中で様々な出会いを経験します。
もちろん魂が腐敗しきった人間も、魂が幼稚な人間もおられます。
そういった方々は弱い人間を攻撃し、自分が優位に立っていると誤解し自惚れます。
最も恥ずかしく、くだらない人間でございます。
可哀想な人でもあります。

嫌な人、相性の悪い人、生理的に合わない人もおられると思います。
でもね、
好き嫌いを判断の物差しにしておりますと正しいことが見えなくなります。
その人が害を及ぼすのかといったことをお考え戴ければと思います。
害を及ぼすのであれば、
まず、云われたことやされたことを逐一記録して下さい。
それが真実を証明するものになりますでしょう。
周りを巻き込み、理性的に理論的に話し合うべきです。
害を及ぼさないのであれば、嫌いな理由を徹底的に考えてみるべきです。
相手に欠点があるのであれば教えて差し上げて下さい。
聞く耳を持たない人でしたら、上手く避けることも必要ですね。
誤解があれば解かなければいけませんし、
ご自身に問題があれば、反省して直すべきです。


憎しみ合う親と子

生活を共にしていながらも憎しみ合っておられる親子が多いようでございます。
縁あって生活を共にしているのに憎しみ合わなければならない。
それはなんと悲しいことかと思います。
その方達も心の奥底では、
関係を改善して仲良くやって行きたい。
という想いがあるはずでございます。

人と人とは真心があってはじめて繋がり合えるものでございます。
お相手のことを思い遣り誠実に接することにより、
信頼関係が結ばれるものでございます。
互いにお相手の意思を尊重する姿勢があって、
はじめて理解し合えるものでございます。

そのことを忘れ、
害を与え、
云いたいことばかりを云い、
迷惑を考えず好き放題の行動を取る。

家族なんだから気を使わなくても良い。
互いにそのような考え方では喧嘩も絶えないと思いますよ。

家族であってもひとりひとりが独立した魂でございます。
人生の一時期を便宜のために同居しているに過ぎません。
真心を持ち、真摯に、誠実に接し合われますことをお薦めします。

関係が改善できそうにない。
憎しみが心の中を暴走している。
そのような方もおられますでしょう。
そのような方は長期間離れてみることも良いかも知れません。
どんなに憎しみ合っておりましてもやはり親子でございます。
魂は太い絆で結ばれております。
時間がそのことを気付かせて下さいますよ。


愛

片思いのお相手様が元気に頑張っているお姿を拝見する。

ああ、あの人は元気で頑張っていらっしゃるんだな。
と嬉しくなります。
お相手様のさらなる幸せを願い、
神様に感謝し御報告申し上げたくなるものなんですが。

ところがですね、
多くの方はご自身が最もお相手様に相応しいと信じ込み、
お相手様のつれない態度に怒りを覚えるようでございます。
恋愛にしてもそうなのですから、親子関係ともなりますと、それは酷いものでござい
ます。

親御様が御子様の人格を無視していることにも気付かず、
親御様の御意志を押し付け、
「子供が親の言うことを聞きません。」なんて仰られる。
夫婦と言ったような対等の許し合っておられる関係でしたら構いませんでしょう。
親子の関係は対等でも、許し合っておられるわけでもないことにお気付き戴きたいも
のでございます。


核家族化

昔は二世帯同居などが当たり前の時代でございました。
互いにお相手のことを思い遣り、困った時には助け合う、
そんな時代でございましたから二世帯同居の方が便利だったのでしょう。

今は本当に嫌な時代になったものでございます。
親は子供に同居を強制し、御子様の収入をあてにして生活する。
それは多分に国の年金政策や福祉の政策の拙さも原因しているように思われます。

また、お心のない方が増え、
舅様や姑様がお嫁様に思い遣りの一つ掛けて差し上げる気持ちもない。
そのような状況でございますから、
お若い方が核家族で親御様と離れてお暮らしになられますのも当然でございますね。

育て方が悪いのか、社会の風潮なのかは分かりませんが、
御子息様やその御嫁様までも御心がないんですね。
舅様や姑様を邪険に扱い、
話が合わないから、考え方が違うからと御実家に寄り付かなくなります。

子供の頃から親御様が御子様を軽視し、ぞんざいに扱い、
或いは親御様の考えを強制し奴隷のように従わせて、
信頼関係を育む努力も怠慢しておりましたのに、
御子息様が御結婚なされましてから、
「息子が家に寄り付いて下さいません。」と仰られます方は驚くほど多いものでござ
います。

親子の信頼関係が浅いものでございましたら、
親御様より心から愛する御嫁様の御意志を尊重なされることは当然でございますね。
親子の間柄は強制や風習などではなく、
お互いの信頼関係や互いを思い遣る心、誠意、真心によって決定されるものでござい
ます。

法律的に見ましたら御成人なされ独立なされた御子様に対して、
親御様は何も強制することはできません。
これは強制してはならないのです。
互いに立派な御人格をお持ちになる大人同士でございますから、当たり前ですよね。
もちろん長男だから家を継いで下さらないといけない、といった考え方も誤ったもの
でございます。
昔からの風習がそうであっただけで根拠もなにもない考え方でございます。

でもね。
御子様が御両親から多くを学び、感謝し、尊敬しておりましたら、
親御様も御子様を尊重し、奉仕の精神で深い愛と思い遣りを持って御育てになってこ
られたのでしたら、
誰が親不孝などするものですか。
御子様も親の嫌がるお嫁様とは御結婚なさいませんでしょうし、
お嫁様を説得してでも同居し、隅々まで世話を焼いて下さいますでしょう。

信頼関係をお築きになられる努力が必要でございますね。
真心と、心からの思い遣りをお持ちになられ、
何も強制することなく、
御子息様やそのお嫁様のお幸せを願って差し上げ、
困ったことがあり相談を受けましたら親身になって一緒に考えて差し上げる。

幸せを維持するためにはとても大切なことですね。
親子の間柄でなくとも、
夫婦や同居人の間柄でありましても同じことが云えるのではないかと思います。


与え合う家族と奪い合う家族

世の中にはね、
命を掛けてでも子を幸せにしてやりたいと願う親御様や、
同居しているからと、賃料や食費、光熱費相当分を積極的に親に渡している学生さ
ん、
家族全員が、毎月の収入を全額積極的に出し合って、
均等割している生活している御家族様、
御家族の病気の治療のために、
寝る間も惜しんで仕事に精をだしていらっしゃる方々もおられるのですが、

その反面、
親の遺産を目当てにしている方々や、
御成人なされましても、平気で親の脛をかじっている御子様、
子に同棲を強要なされたり、
子の結婚に反対なされたり、
子に嫌味を云い、子の人生を妨害なされたり、
ヨソはヨソ、ウチはウチなどと云って道理にそぐわぬ思想を押し付けたり、
そういった親御様もいらっしゃるようでございます。

与え合う家族と、奪い合う家族の相反する姿でございますね。
どちらが幸せな人間関係を築けるかは誰が見ましても明らかだと思います。

親御様はね、
御子様が御成人なされるまでは、
親権者として御子様の面倒を見、立派にお育てになられる義務がございます。
勿論御子様の人権は守らなくてはなりませんし、
社会的に道徳から外れることは強制してはなりません。
それができないのであれば、御子様はお儲けになるべきではないでしょう。

御子様もね、二十歳までは親権者の方針に従い、
万一、道徳を外れるようなことがありましたら、
周りの大人に御相談して解決して行く必要がございます。
御成人なされましたら、
今度は産み育てて下さった御恩に報いるために、
できるだけのことをして差し上げるんですね。
そうして子孫をお儲けになられまして、
今度は御自身が親の立場で立派に育てて差し上げる。

それが人としての務めであると私は考えます。

虐待を受けた子供が親になり自分の子供を虐待する。
親の子育て、人生感、考え方を子が真似るんです。
無意識のうちに潜在意識に組み込まれてしまうんですね。

ですからね、正しい真っ直ぐな生き方を常に心掛けなくてはなりません。

奪い合うのではなく互いに与え合い、何も強制することなく、
自分だけが裕福な暮らしをするのではなく、
困った時には自己を犠牲にしても助け合い、
未来に道を繋げて行くんです。

そういった御気持ちがありましたらね、
万人が幸せでございますよ。

親が亡くなりましても、しっかりとお心の篭った供養もせず、
遺産相続で争い合う、
そんな状態でしたらね、
親御様に恨まれてとり付かれるか、
子孫代々祟られましても自業自得というものでございますよ。


嫁姑問題

最近は嫁と姑との関係につきまして考えを廻らせております。

お姑さんはね、
御子息様と暮らしたいという欲で、同居を希望なされるんですね。
お嫁さんはね、
御主人との関係を良い状態に保とうとする余りに、
云われるがままに同居するんですね。
御主人はきっと、
御両親に近くにいて親孝行してあげたい、
経済的に不安があるから同居して親に助けてもらいたい、
とお考えになられるんでしょうね。

どうもそんな御家庭が多いようでございます。
うーん、殆ど自己中心的な欲心ではないですか。
もしそうなのでありましたらね、
二世帯同居禁止令を出したいぐらいです。
第一に御主人様が優柔不断でだらしないんですよ。
御母様と御嫁様の間に立ち、双方の意見を聞き、
最適な方法を選択しなくてはなりませんのにね、
それができていないんですよ。
それで御嫁様を精神疾患にさせてしまったり、離婚になったり。
御姑様が虐待を受けているようなケースもあるようでございます。
そんな例は多いですよ。

御姑様も御嫁様も、互いに思い遣りの気持ちをお持ちになられましてね、
欲は出さず、妥協するべきところでは妥協し、云うべきことは云い、
決して根に持たない、
互いの立場に立ち、思い遣りを持って対等に接することでございます。
そういった関係が理想でございますよ。

もちろん御優しい気持ちで御同居なされます方も多いでしょう。
心無い方と御優しい方との同居・・・。
うーん、恐ろしくて身の毛がよだちますね。


昨年を振り返り

夫婦関係にしましても、恋愛関係にしましても、嫁姑関係にしましても、
親子関係にしましても、上司と部下の関係にしましても、
誰かを支配しようとしたり、束縛したり、強要・強制したり、干渉したり、
脅迫したり、身心に傷害を与えたり、人権を侵害したりすることは誤りです。
未成年者に対する親権者のある程度の強要は必要かも知れませんが、
それも限度を越えることはいけません。

それは御自身のみならず、御相手様まで不幸にしてしまうものでございます。

遠慮といった面について考えましても、
上司や先輩のご好意には遠慮なく甘えさせて戴き、
部下や後輩の好意には遠慮深く、慎み深く、
その関係におきましても強要や権利の侵害等で
行き過ぎていることはないか良く考えて戴きますようなことも、
人間関係を良くするためには大切なことでございます。

昨年度に限らず、
そういったことが疎かになっている状態で発生する犯罪が沢山見受けられます。

心の中の犯罪の芽を摘み取り、
真摯に誠実に真心を持って優しさや思い遣り、感謝の気持ちを大切にしまして、
奉仕の精神を忘れず生活しておりましたら、
必ず神様や御先祖様が助けて下さるんです。

御自身の人生でございます。
肝に命じて下さいまして、人生を勇猛果敢に、強く、逞しく、そして楽しく、
御進み下さいますよう、御願い申し上げます。