不安神経症・パニックディスオーダー(PD)
この脳の病気は非常に苦しいものです。
神経症は一般に「ノイローゼ」と呼ばれていますが、
一般に言われている「ノイローゼ」とは全く異なる病気です。
先日、高校生の不安神経症の方と会いました。
「両親が病気のことを全く理解してくれない。」
そんなことを云っておられました。
悲しいものです。
精神疾患の患者さんからは本当によくこういった声を聞きます。
不安神経症・パニックディスオーダー(PD)
これは生きている間に体験するであろうどのような恐怖より
凄まじい恐怖が脳内に発生する病気です。
恐らく誰もが失神するであろう恐怖
でも、この病気の場合には失神は起こりません。
倒れるか、貧血になるか・・・。
患者さんは云います。
「外出先でパニックに襲われても誰も助けてくれない。」
「救急車を呼んで欲しくても誰も相手にしてくれない。」
「両親から怠け者の病気だと辛いことを云われる。」
精神疾患に関する認識
それは患者自身にしか分らないことかも知れません。
ただ、もう少し認識を持って戴ける方が居られても
良いのではないかと思うのですが。