遺産を独り占めしてしまうとどうなりますか?
うーん、どうなっちゃうのでしょうかね。
皆から嫌われて憎まれることは確かでしょうね。
もしかしますと生霊の数体はとり付く事になっちゃうかも知れませんね。
御先祖様だって、黙っちゃいないと思いますね。
絶対に良くはして下さらない。
それにね、独り占めしちゃえ、ってこの心の隙をついて、
強欲が故に地獄に落ちてしまった地獄霊が心の中に棲み付いちゃうかも知れませんね。
憑かれてしまいますと本人もますます強欲になってしまいますね。
すぐに悪いことを考えてしまう条件反射が癖になってしまいますね。
オーラが真っ黒になっちゃいましてね、守護霊様だって護って下さることができなくなりますね。
盗みをはたらいて警察のご厄介になる、それで済みましたらまだ良いんです。
周りに、次第に同じ種類の人間が集まるようになって参りますね。
隙があれば奪っちゃえって人間ばかりが、表面的には取り繕いながら相手の隙を伺っているんです。
弱い人はみぐるみ剥がされちゃいますでしょうね。
それはとても嫌な人間関係でしょうね。
そのような人生を送りましてね、命の期間を終えまして、
でもすぐには成仏できませんでしょうね。
地獄での永い永い反省の期間を経まして、魂の周りの真っ黒くなってしまった部分を削って、
真心の欠片になって天に戻りまして、こう考えるんです。
この罪を償うためにはどうすれば良いだろうか。
遺産を奪ってしまった兄弟達にはどのように詫びて、どのように清算するべきだろうか。
ってね。
ですから来世はね、
この強欲の因縁を解くため、魂の偏りを修正するため、その時の兄弟への償いをするため、
非常に厳しい環境を自ら望んで生まれて来るのですね。
貧乏農家で多額の借金があるような家庭に生まれまして、
汗水流しなら一生借金を返し続ける、そのような人生でありましても不思議ではありませんね。