暮らしの中に正法を

 

正法とは、お釈迦様が説き明かして下さいました人の正しい生き方、大宇宙大自然の絶対的な法則のことでございます。般若心経の中でも、この法は永遠に変化することがないものとして説かれているものです。

お釈迦様、モーゼ様、キリスト様、
さらにそれ以前の時代には梵天様、帝釈天様、エホバ様、

といった沢山の如来様方がこの世界に正法を伝えるために現れて下さいまして、自らこの世界での厳しい環境の中で悟りを開き、正法を教え広められました。近年では日本におきましても高橋信次様と仰られます方が現れて下さいました。

 

正法とは?

 

正法とは、調和に根ざした正しい在り方のことでございます。

神様の視点から客観的に見た、八正道に基づく中道の在り方でございます。

また、調和とは人を、大自然全てのものを生かすものであり、

八正道とは、

正しく見る、正しく思惟する、正しく語る、正しく仕事に励む、正しく生きる、正しく精進する、正しく念じる、正しく定に入る、

ということでございます。

欲に溺れず、間違った感情を持たず、なにものにも執着せず、なにものをも恐れず、本質を見抜き、感謝と勇気と神への義をを持って力一杯に生きる、

そのための大宇宙大自然が与えて下さっておられますものが、正法という、この世界に存在するもの全てを生かして下さっている調和の法則、神の意識なのですね。

ですから、この法則を守って生きておりますと私達は幸せになれるのです。

 

正法の目的、即ち神の意識の目指すところは?

 

神様(大宇宙大神霊)は私達人類を神の意識の実現、調和の実現のために私達人類を遣わして下さいました。

その意識は私達の心の奥にも間違いなく存在するものであり、ですから私達は調和のための想念や行為で心が軽く安らかになり、不調和な想念や行為では心が暗く不安になってしまうのです。

それは、私達の心が神の意識と繋がっている、私達の心も身体も、神様の意識の中にあるのですから、そういった現象が生じて来るのです。

具体的には、

万人が調和と感謝と慈愛に満ちた意識を持ち、助け合いながら皆が幸せに暮らせる調和した社会を構築すること、

それが私達の心に刻み込まれております使命、この世界を生きる目的なのです。

 

正法(正しい在り方)を生活の中に取り入れる方法は?

 

そのためにはまず私達が反省によりまして、想念や行為、性格の偏りを修正する習慣が大切になって参ります。

反省して、罪が見付かりましたら神様に懺悔して、二度と同じ過ちを繰り返さない覚悟をすることなんです。

 

具体的にはまず、調和に根ざした正しい在り方を一つ一つ考え、その中でご自身の性格の偏りを見付けて修正して戴きますことが大切でございます。

 

人間関係では家族、兄弟、友人、恋人、夫婦、嫁姑、職場の仲間、経営者と従業員

その全てで正しい在り方とはどのようなものかを客観的な神様の視点で考え自らの偏りを訂正して行くことなんです。

誠心誠意誠実に、相手の立場に立ち、助け合い、支え合い、励まし合い、教え合い、高め合う、

人に頼らず、独善的、自己中心的にならず、騙さず、奪わず、

そういった人を生かす在り方の真の姿を考えてみられますことだと思うのです。

 

生活では食事、掃除、生活習慣、

食事は腹八分目、感謝して偏らず、不足せず多過ぎない中道の在り方を守ること、

掃除は心も磨くように、全てのものに心があることを知り、愛によって作られたことを想い、感謝して大切に扱うこと、

生活習慣は、早寝早起き、適度な運動と楽しく笑顔で健康的に生きること、

 

仕事では仕事への向き合い方、

働けることへの感謝を忘れず、力一杯に働くのだということ、

 

御先祖様に対しては感謝と供養、

心を込めて幸せを願って差し上げますこと、それと、私達が仲良く調和した生活を行なうことが供養になるのだということ、

私達が不調和な生活を行なっておりますと御先祖様も悲しまれます。

 

また想念といったことでは、

怒り、憎しみ、恨み、独占欲、嫉妬、蔑み等の間違った感情がどのような時に生じ易いか、どのような心の動きで生じるのか、

人を傷付ける念は必ずご自身に返って参りますからね、それはできるだけ持たない方が良いのです。

 

恋愛、結婚、性格的なもの等、考えるべきことは沢山ございます。

全てにおきまして、調和した正しい在り方がどのようなものかを考えて偏りを訂正して行くことが大切でございますね。