生命の仕組み
−消化器官−
1.口・食道
唾液の働きによりデンプンをブドウ糖に分解する。(胃へ)
2.胃
胃液の働きによりタンパク質をアミノ酸とアンモニアに分解する。(小腸へ)
3.小腸
ブドウ糖・アミノ酸・アンモニアを吸収し血管へ送り出す。(肝臓へ)
肝臓で作られた胆汁の働きにより脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し、リンパ管へ送り出す。(肝臓へ)
ビタミン・ミネラル等の養分、水分を吸収し血管へ送り出す。(肝臓へ)
4.大腸
水分を吸収し血管へ送り出す。(肝臓へ)
腸の蠕動運動が衰えると便秘から肥満、肩こり、腰痛を発症し最悪では大腸癌になる危険がございます。
便秘や腸の蠕動運動には野菜や海藻などの食物繊維と充分な水分、穀物、豆類が良いようです。
5.肝臓・胆のう
(1)肝臓
胆汁を作り、胆のうに蓄えるか、十二指腸(胃から小腸に続く部分)へ送り出す。(小腸へ)
何らかの原因により胆汁が血管に逆流すると黄疸になる。
血液を解毒する。(腎臓へ)
肝硬変等の何らかの原因で解毒できなくなると、むくみ・腹水・黄疸の症状が現れる。
アンモニアを尿素に分解し、血管へ送り出す。(腎臓へ)
肝硬変等の何らかの原因でアンモニアが分解できなければ肝性脳炎となる。
余分なブドウ糖・アミノ酸・グリセリンをグリコーゲンとして蓄える。
蓄えたグリコーゲンを必要に応じてブドウ糖に戻し血管へ送り出す。(腎臓へ)
(2)胆のう
肝臓で作られた胆汁を蓄える。
6.膵臓
血中のブドウ糖を細胞に取り込むために必要なインスリンを作り血管に送り出す。
膵炎など何らかの原因によりランゲルハンス島が機能しなくなるとインスリンが作れず血液中のブドウ糖濃度が上がり糖尿病となる。
7.腎臓
血液中の尿素と余分な水分・塩分・養分、その他の不用物を尿として体外に排出する。
何らかの原因で尿酸が排出できなくなると尿素が血中に溜り、高尿酸血症となり、さらには通風になる。
8.細胞
ブドウ糖・アミノ酸・脂肪酸をエネルギーとして消費する。
余分な脂肪酸は脂肪細胞として内蔵に蓄積し、また血管に放出する。
肝臓に脂肪細胞が付き過ぎると脂肪肝になり、さらには肝炎を発症する。
お気を付け下さいませ。