はじめてのお伊勢参いせまい

 

夕顔の咲く季節に伊勢参り。

 

夕顔は大きな花でヘチマがなるのですね。

朝顔、昼顔、夕顔、夜顔、があるそうでございまして、

三つ葉は瓜科の特徴ですね。

つぼみは小さなトウモロコシのような感じです。

楓も三つ葉ですね。

で、それが小指が薬指から離れるように、

親指が人差し指から離れるように、

五つ葉になるのですね。

 

公園の猫にゃんをほったらかして伊勢に来てしまいまして、

「選んでカルカン、猫マッシュブラン」

などと訳の分からないことを呟いてみるのですが、どうも心配になってしまいます。

まあ、彼らも自らの野性を発揮して強く生きて下さいますでしょう。

 

途中、車窓から四日市コンビナートが見えました。

21世紀になっても未だに煙突から煙をモクモクと吐き出しておりました。

 

伊勢は、緑が映える場所でございました。

 

奈良は青

伊勢は緑で

富士は赤

 

テレビで京都の時代祭りを拝見しましたおり、

装束衣裳に身を包んだお稚児さんが合掌の手を流れに浸けて禊をしておりました。

その様子を真似て私も禊をするのですけど、

汚れた川では手がヌルヌルしてしまいます。

五十鈴川は綺麗な流れでございました。

 

蛍も飛びそうですね。

 

外宮と内宮は同じような造りでございました。

建物が全く同じ配置で、

敷地面積ばかり内宮が遥かに広い、

そんな感じですね。

 

お祓い街で生姜焼きのような厚さの松坂牛のステーキを戴きました。

 

修学旅行生でもあるまいに、

早起きして二見浦の夫婦岩に昇る朝日を拝んで参りました。

これこそアマテラス様に違いないのです。

 

神様は、ここで禊をしなさいと

海を浄化の働きをする塩水にして下さったのです。

波を起こして、

ですからここは大自然の洗濯機でございます。

身心の汚れを取り除く場所だったのです。

 

蛙がいっぱい。海王大和国。

 

おみくじは 末吉

「はなされしかごの 小鳥のとりどりに

たのしみおおき 春ののべかな」

 

JRの二見駅ではうぐいすが綺麗な声で鳴いておりました。

どうも手前の円錐形の山にいるようでございます。

うぐいすの鳴き声を聴く

 

さて、これから桑名に移動して焼き蛤を戴こうと思います。

「その手は桑名の焼き蛤」

なんて云いますからね。

それから、お土産に蛤の佃煮なども買って帰りたいと思います。

 

人間も佃煮と同じで、

味の染みているのとそうでないのがありますね。

私もこれから心して旨みを沢山染み込ませなくてはなりません。

苦味や毒など決して染み込ませてはいけないのですね。