五木の子守唄
勝手な解釈

 

おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先ゃおらんど

盆が早よ来りゃ 早よもどる

私が死にましたら盆だけは戻って参りましょう。

盆が早く来ることを願ってあの世で暮らしておりますでしょう。

 

おどま勧進かんじん あん人達ゃよか衆(し)

よかしゃよか帯 よか着物(きもん)

私は仏の道を人々に勧めようと思います。

誰もが平等に良い暮らしができますように。

 

あすは山こえ どこまで行こか

鳴くは裏山 蝉ばかり

私の命はもう永くはありません。

明日にも山を越えてあの世へ参ります。

蝉だけが鳴いて下さいますでしょう。

 

おどんが打死(うっちん)だちゅて 誰(だい)が泣いてくりゅきゃ

裏の松山 蝉が鳴く

私が死んでも誰が泣いて下さるものでしょうか。

蝉の鳴き声を聴きながら成仏致します。

 

蝉じゃごんせぬ 妹(いもと)でござる

妹(いもと)泣くなよ 気にかかる

故郷の妹だけは泣いて下さるかも知れません。

気になって成仏できなくなりますから、どうか妹よ泣かないで下さい。

 

おどんが打死(うっちん)だば 道端ゃいけろ

通る人ごち 花あぎゅう

私が死んでしまいましたらどうか道端に埋めて下さい。

通る人が花を供えて下さいますでしょう。

 

花はなんの花 つんつんつばき

水は天から もらい水

そこには椿の花が供えられ神様が水をさして下さいますでしょう。