人生の修行

 

人生の修行は本当に大変なものでございます。
何よりも、身体を維持し、生活を維持し、生きて行かなくてはなりませんし、
私達に少しでも欲がありましたら心が曇り苦しみを生み出してしまいます。
身体が病気に蝕まれておりましても、
周りの環境が不調和でありましても、
心は曇り、苦しみの種が生じてしまうんです。

本来は丸く大きな心が、歪み収縮してしまうんです。
怒り、妬み、恨み、憎しみといった感情を生み出してしまうんです。
そのことでも私達は苦しまなくてはなりません。
嫌々、生きなくてはならなくなってしまいます。
何故かと云いますと、そこに不満があるからなんです。
依存や執着があるからなんです。

それ故に、私達は、感謝の気持ちを育み、現状に満足すること、
互いに許し合うこと、思い遣り合うこと、与え合うことを覚え、
欲を離れ、執着を離れ、我を捨て、
毎日を力一杯に正しく生きることが大切でございます。
笑顔と愛、慈悲、思い遣りに溢れる光ある生活を心掛け、
調和を目指すことが大切でございます。

神様のお慈悲がありまして、私達は生きることができております。
そのことを肝に命じ、
再び過ちを犯すことなく、調和を目指して生きておりましたら、
神様のお慈悲もさらに深くなって参りますでしょう。

皆様に、神様のお慈悲がありますように。


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